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猫の特発性膀胱炎(間質性膀胱炎)

猫ちゃんの特発性膀胱炎ってご存じでしょうか?
今まで何ともなかったけど、急に症状を出してくる原因不明の膀胱炎という意味合いですが、近年とても増えてきています。

実際の症状は病気の程度により様々ですが、

  しょっちゅうトイレに入る(頻尿、尿意の切迫)
  トイレで長時間じっとしている
  排尿時の痛み
  気張るが少ししか出ない
  血尿
  陰部をよくなめる
  症状が治りにくく持続的だったり、再発性である
  
いかにも一生懸命排尿をしようとしているのですが出せなくてなきわめいて苦しそうという症状が多くあります。

オシッコが出にくそうという訴えで動物病院に来院するのですが、触診で膀胱内に尿の貯留はほとんどなく(尿閉はない)尿結晶はまったくないか、あっても少量で細菌も認めないというように、一般的な検査してもコレといった原因は見つかりません。

ヒトの間質性膀胱炎もアメリカでは難治性膀胱炎として大きな問題になっていますが、それととても似た病態がネコでもあって、しかも近年とても多くなっていきています。

間質性膀胱炎の真の原因は未だ不明ですが、ストレスや食事との関連が疑われています。
その子が何にストレスを受けているか?生活の状況やFOOD等様々なことをお聞きしてストレスの軽減に努めながら辛抱強く治療を続けることも必要になります。

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プロフィール

院長 黒須 幸雄

Author:院長 黒須 幸雄
日々の診療の中で苦労した症例や飼い主様に知っていただきたい病気のこと、病院の出来事、診療とは関係ないお気楽なことなど拙い文章で申し訳けありませんがエッセイ風に書いてみました。

まだまだ少ないですが、ゆっくり増やしていこうと思います。

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